思ってたよりハマってた
comic-walkerにてコミカライズ版が連載されていて、定期的に読んでたのですがその小気味いいテンポのストーリーに魅せられて、繰り返し読んでるうちに原作小説が気になってしまった
あまり読み進めるとコミカライズの楽しみがなくなるので1章まで読んだが面白かった
この作品の面白さはコミカライズのあらすじにもある通り20代OLの異世界スローライフ
作中のエピソードから察するにブラック企業で社畜をやってたであろう主人公の小鳥遊聖(以下セイ)が異世界に呼び出されて、そのままセイの異世界での暮らしを淡々と語られます
この社畜というのがポイントというか、異世界ならではの事象についての対応が非常に合理的
かつ社畜特有の割り切りが節々に見えるのが、仕事に疲れた社会人には共感できるかと
最終的な解決方法は異世界転生者によくあるチート能力で解決するのだが、セイ自身がその能力について消極的であり、目立たず、ひっそり暮らしたいという考えのため、語り口はスローライフ日常系で描かれてる
あくまで語り口だけであって定期的に「またオレ何かやっちゃいました?」をやらかしていくのはまた別のお話
現実でも起きそうなあれこれを中世ヨーロッパの世界観とファンタジーを交えて淡々と進んでいき、時には笑あり、時にはロマンスあり、時にはシリアスあり
Comic-Walkerの連載形式だと1-1〜みたいに1話がバラ切りされているが、それをあまり気にならず続きが読みたくなるテンポの良さ
コミカライズは原作小説の1章の途中まで進んでるので、この先を漫画になった時にどう描かれるか楽しみ