ダンスをテーマにした青春スポーツ漫画
マガジンポケットで木曜日に更新されている「ワンダンス」
主人公の小谷花木(こたにかぼく)と湾田光莉(わんだひかり)のフリースタイルな恋とダンスを描いた青春ダンス漫画
始めて読んだ時から、とにかく絵の描写が凄いって感動しました。
ダンスも色々種類がありますが、この漫画で取り扱ってるのはヒップホップ系
あまりダンスの種類に詳しくないのですが、ざっくり言えば動きが激しい、アクロバティックでかっこいいってイメージがありますね。
この激しい動きを、漫画という静止画でこんなに伝えられるのか、というのが初見の感想でした。
改めて見返してわかったのですが、動きを表す線・影や、音を連想させる効果、枠を飛び出したり、枠の大きさを変えることで、静止画なのにダイナミックな動きが見事に表現されてます。
見返せば見返すほど、めちゃくちゃ細かいとこまで描き込まれてて、凄いなって思います。
物語の設定も凝ってて面白いです。
主人公のカボ君はダンス初心者で、ダンス部に入部してから、ダンスを覚えていくのですが、そのダンス部の練習光景が細かく描かれてます。
アイソレーション、リズムトレーニング、ステップの練習、音取りなど
ダンスの練習ってこうやってやるのかって勉強になりますね。
実在する曲を作中で流して練習しているシーンもあり、曲を知っているとイメージできるのも面白い。
回を重ねていくごとに、カボ君がどんどん踊れるようになっていく様と、新しいステージに挑戦していく展開も熱く、今後も楽しみな作品です。