- 「早見沙織」というアーティストを知らない人にこそ行って欲しい
- ジャズ、ポップ、ロック、バラードと多様な楽曲、弾き語り、ちょっと抜けたMC
- 言葉では表現しきれないので機会があったら是非体験して欲しい
5/29に東京キネマ倶楽部で行われた「Hayami Saori Birthday Special Live 2018」2部に参加してきました。
「生きてるうちにこの公演にこれてよかったなあ」って誇張抜きに思えたというのが率直な感想。
普段そういう表現をあんまり使わないんですが、そうとしか形容できないぐらい素晴らしい公演でした。
ライブ前〜会場について
一般的なイベントホールより小さめな会場で、バーのような洋風で仄暗い空間。
1階の中央前方にステージがあり、その正面に1階指定席、さらにその後ろにスタンディング席という配置。
2階にもお客さんが居たので2階にも指定席があった模様。
私はスタンディング席の整理番号が若い番号だったので、スタンディング席2列目を確保、肉眼ではっきり顔が見えるぐらいの近さ。
バンド演奏と手拍子に合わせて、早見さん登場。
ライブパート
Secret
OP演奏からそのままシフト、ジャズ調の楽曲。
早見さんのジャズ調の曲ほんとかっこいい、そしてこの会場の雰囲気と非常にマッチしてる。
バーでSecretやESCORTを聴きたいって以前から言ってるのだが、非常に近い雰囲気の会場で聴くことができて大満足。
普段のライブでは軽快なリズムで明るめの曲が最初に来ることが多いが、こういう会場だからこそ1曲目にきたのかなあとも思いました。
夢の果てまで
SIDE SEAT TRAVEL
夢の果てまでは昭和の雰囲気のある懐メロのような曲調。
SIDE SEAT TRAVELは明るく爽やかな曲調。
どちらも大きくアレンジ等はせず、綺麗に歌い上げてた印象。
水槽
軽快でリズミカルな曲調の楽曲。
歌いながら手拍子の催促。この曲でそういった振り付けを過去に見た記憶がないので新鮮。
この曲の印象ってそこまで盛り上がる曲ではなかったのだが、今回はサビとメロディとの強弱、手拍子も合わさってすごい盛り上がりました。
サビの早見さんが楽しそうに歌われてたのが印象的でした。
Where we are
私が見るのは1st以来。音程低めでかっこいい楽曲。
正直、久しぶりすぎて聴いてる時は「なんの曲かわからん!けど聴いたことあるはず!」みたいな状態。
お客さんの手拍子と一緒に盛り上がりました。
曲の間奏でバンド紹介。
早見沙織バンドの超絶技巧、ベースはお腹に響き、ドラムは体が疼く、ピアノは耳が幸せ、ギターは鳥肌。凄すぎる。
「ボーカル、早見沙織ー!」からCメロに行くと思いきや「ハッピーバッスーデートゥーユー〜」の演奏とケーキ登場。
BDライブの名の通り、5/29は早見沙織さん27歳の誕生日、おめでとうございます。
僕らのアンサー
早見さんの楽曲でも数少ない、ロック調の楽曲。
ここぞと言わんばかりの大歓声、会場の熱気がすごい。
早見さんもテンション上がってきてラスサビ前にマイクをこちらにむけてみんなで一緒に!
・・・この曲、まだ音源化されてないんですよね、歌詞うろ覚えだよ!でも歌える不思議。
Installation
1番サビはゆっくり、でも力強く。メロティからは疾走感と迫力のある楽曲。
この曲CD音源の方にもブレス音がはっきり収録されてるのですが、生の呼吸音と息の溜め方、その直後に発せられる声に震え上がります。
通常の歌い方よりフレーズを入れるタイミング、音程にアレンジが入ってましたがそれさえもしっくり聴こえる。
Installationの後はゆったり落ち着いた曲をということで、早見さんと指定席の方々は座る形に。
早見「スタンディング席の方々、お顔がよく見えますねー」
やさしい希望
オリジナル楽曲はテンポがやや早い楽曲ですが、今日は遅いテンポでゆったり落ち着いた曲調。
ゆっくりバージョンだと綺麗で透き通るような歌声がはっきりと聞こえます。
ESCORT
ジャズ調の楽曲。
この曲もSecret同様こういう会場で是非聴きたかった曲。
この曲はウィスキーと洋酒が似合う(この日は烏龍茶でしたが。)
ステージのある洋風な酒場で歌姫が歌ってるイメージを浮かべるとしっくりきます。
ブルーアワーに祈りを
バラード調の楽曲。あまりの美しさにため息しか出ない。
Installationと同じようにフレーズを入れるタイミング、音程にアレンジを聴かせていつもより感情がこもってるような。
ただただ呆気にとられました。
一旦メインパートは終了し、アンコールへ。
アンコールの催促がコールじゃなくて拍手、手拍子なのは早見さんのライブならではと思いますね。
琥珀糖
前回池袋であったリリースイベントではお披露目なかったので今回初お披露目。
まさかの弾き語りなのは予想外。
1番の演奏はこちらにも緊張が伝わってきましたが2番の安定感たるや。
ラスサビからの盛り上がりはぐっとくるものがありますね。演奏も声も一段力強くなって、ほんと最高でした。
曲終了後は1st同様照れ隠し鍵盤タオル拭き。
鍵盤の上をなぞる程度ではなく、がっつり端から端まで音を鳴らしながら・・・。今後も定番化しそう。
To years letter
ゆっくり落ち着いたテンポから心に響く歌詞。
1stアルバムナンバリング最後の曲なのもあってかエンディング色の強い曲。
久しぶりの披露な気がします。最後は会場のお客さんも合わせて「ララララ〜」の大合唱。
Jewelry
To years letterでしっとり終わるかと思いきや、今回は最後に最新曲のJewelry。
曲調は明るめ、曲のスピードはゆっくりだけどリズミカルな楽曲。
盛り上げて終わるでもなく、しっとり締めるでもないのに綺麗にフィナーレを飾りました。
MCについて
いつもの早見さんらしいというか天然発言、いつものゆるい発言の連発でライブパートとはまた違った意味で会場が沸きました。
お客さんもMCで一息つけるというか、歌ってる時とのギャップがちょうどいい。
今年か来年か、また次のライブが待ち遠しい
告知として5枚目のシングル『新しい朝』(あたらしいあした)が2018年9月19日に発売決定。
こちら「劇場版 はいからさんが通る 後編 ~花の東京大ロマン~」の主題歌。
新しいシングルが出るってのは朗報ですね。
まだ音源化してない楽曲もあるのでそちらも随時CD化されると嬉しいところ。
各楽曲の感想を書きましたが、正直言葉で表しきれない感動がありました。
早見沙織さんを知らない人、早見さんがどんな曲を歌ってるか知らな人ほどライブに行って欲しい。
そう思える内容でした。
ほんとお世辞抜きに死ぬまでに1回は行ったがいいって言える。それぐらい感動した。
次回はどんな公演になるのか今から楽しみです。
「Hayami Saori Birthday Special Live 2018」セットリスト
全13曲
- Secret
- 夢の果てまで
- SIDE SEAT TRAVEL
- 水槽
- Where we are
- 僕らのアンサー
- Installation
- やさしい希望
- ESCORT
- ブルーアワーに祈りを
- 琥珀糖
- To years letter